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ドナルド・マクドナルド・ハウス15周年ボランティアフォーラムを開催いたしました

2016年12月08日

2001年12月1日、日本初のドナルド・マクドナルド・ハウスが世田谷区に誕生しました。そこでハウス設立15周年を記念し、12月1日(木)に国立成育医療研究センター講堂にて、ボランティアフォーラムを開催しました。平日の開催にも関わらず、全国のハウスボランティアの方や医療に関わるボランティア活動をされている方など総勢138名の方にご参加いただきました。

国際医療福祉大学大石剛史先生にはボランティアの語源や現状、またボランティア活動の種類や効果についてもお話しいただきました。ボランティアだからこそできることもお話しいただき、改めてボランティア活動の重要性を感じることができる内容でした。
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せたがやハウスのボランティアである深作さんとなごやハウスを支える学生団体「おうちプロジェクト」で活動していただいている松下さんには人との出会いがやりがいになっていることや学生ならではのアイディアを生かしてハウス運営に関わっていると話していただきました。特に15年間ボランティア活動を継続している深作さんは「無理をしないことが継続の秘訣!」と話してくださいました。
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日本マクドナルド株式会社サラ・カサノヴァCEOには企業が社会貢献活動に取り組む理由、そしてハウスを支援する意義をお話しいただきました。また実際にハウスでボランティアと話をして、地域の人が患者家族を支えていることに感銘を受けたことも語ってくださいました。
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元サッカー日本代表の北澤豪氏はスポーツを通じて行ってきたチャリティー活動についてお話しいただきました。実際にハウスで会った患者さんの頑張っている姿を見て、もっとハウスをみんなに知ってほしいと感じ、スポーツを通じてハウスの活動を広めていきたいという想いを語ってくださいました。
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パネルディスカッションではマギーズセンター秋山正子氏、もみじの家内多勝康氏、ドナルド・マクドナルド・ハウス財団 長瀬淑子氏、聖路加国際病院竹内和泉氏にご登壇いただき、医療に関わるボランティアが与える影響や今後期待することなど各団体の立場からお話しいただきました。
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国立成育医療センター理事長の五十嵐隆先生には医療ボランティアが病院に与える影響についてお話いただき、病院の補えない部分をボランティアがカバーすることによって医師や看護師が治療に専念できること、ハウスがそばにあることによって家族が一緒にいることができ患者の治癒率が上がることなどお話しいただきました。
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フォーラムの最後には国立成育医療研究センターの笠原先生と看護師の方からボランティアの方へ感謝の意味を込めて花束を贈呈していだだきました。
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今回のフォーラムで私たちの活動がどのように医療を支え、どのような影響を与えているのかを振り返ることができました。また医療ボランティアに関わる皆さまに活動に対する誇りや自信を感じていただけるフォーラムになったのではないかと思います。

今回のシンポジウムは財団の評議員である宮田佳代子さんに司会進行でご協力いただき、また多くの方々にご登壇いただいたおかげで開催することができました。本当にありがとうございました。
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これからも多くの方の力をかりながら、医療を支えるボランティアを知っていただく活動を行っていきたいと思います。