11

STORY20

娘はハウスに一緒に
育ててもらった
すべての皆さまに
18年の感謝を込めて

ハウス利用者

田村 裕子さん

自宅から300km以上離れた場所での治療生活を支えてくれたハウス

「脳に異常があります。障がいがあるでしょう。詳しくは生まれてこないと分かりません。」
妊娠8ヶ月の時に告げられた言葉でした。
2003年6月曇り空の日、一人娘「有希佳」が誕生しました。希望あふれる未来がたくさんあるように、楽しいことがたくさんあるように、と願いを込め名付けました。
生まれてすぐ裂脳症と診断され、重度知的障害・軽度運動機能障害・自閉症スペクトラム障害がありました。

専門の医療を受けるためには、自宅がある釧路から300㎞以上離れた札幌へ行かなければなりません。
てんかんの発作も多く手術も数回行いました。
自宅から遠く離れた病院での治療は、娘や家族にとって、体力的にも精神的にも大きな負担になります。
 それを助けてくれたのがハウスの存在でした。


2009年から12年間、娘が6歳から現在までに40回以上ハウスを利用させていただきました。
長い入院・通院生活の中で、娘に付き添いながらも、「食事を作り食べ、お風呂に入り眠る。」そんな当たり前の日常を送ることでひと息つき、落ち込んだ時はハウス内全ての人達に“ひとりじゃない大丈夫”と何度も励ましてもらいました。
何より娘は「ハウス大好き・ハウスは楽しい」「次また来るのが楽しみ」と思っていて、ハウスではおうちにいるようにリビングでテレビを見たり、お菓子を食べたりくつろいでいました。
ハウスのスタッフさんやボランティアさんともとっても仲良しで、学校であった話をたくさん話したり、折り紙など作ったりしていました。なので、ハウスには一緒に子供を育ててもらったような気がしています。
そんなハウスだから、家族も安心していつも自宅から私と娘を送り出してくれます。

ハウスで笑顔を見せてくれる有希佳ちゃん
ボランティアさんに書いてくれた可愛い感謝状

そして現在、18歳になった娘と笑顔でいられる毎日に
18年の感謝を込めて

娘も18歳になりました。今も数か月に1回外来でハウスを利用しています。

笑顔で朝の挨拶をかわし、夜には「今日も一日楽しかったね。」と笑いあう。

そんな笑顔で始まり笑顔で終わる日々を送っています。
これまでずっと札幌で専門的な治療を受け続けてこれたのもハウスのおかげです。
すべての皆様に18年の感謝を込めて。
「ありがとうございます。これからもよろしくお願いいたします。」

シェアする

  • ツイート

お話しを伺った人

田村 裕子さん(有希佳ちゃんお母さん)
さっぽろハウス利用ご家族