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STORY20

ハウスと私たちは
家族看護を通じた
チーム医療

医療関係者

大海 佳子 看護部長

私にとってのハウスとの
関わり方とその変化

マクドナルドハウスとちぎとの関わりは、子ども医療センター開設時からの15年になります。私も看護師長、子ども医療センター副センター長と立場が変わる中でハウスとの関わり方、見え方、感じ方も変わってきました。看護師長の時は、患者や家族にとって不可欠でありがたい存在であると思っていました。子ども医療センター副センター長になってハウスを支えている方々に関わるようになると、今まで自分が抱いていた「ありがたい」という思いが薄っぺらであったことを恥ずかしく感じました。ハウスへの理解が深まるにつれて、ボランティアを引き付ける魅力、家族が利用してよかったと感じる魅力、このハウスの運営に協力し

たいと感じる魅力を肌で感じるようになったのです。そこには、自然と心を開いてしまうような親近感、温かくそしてさりげなく見守ってくれているという安心感、好意を素直に受け入れてもいいんだ、甘えてもいいんだと思わせてくれる空気感が、違和感なく自然に存在しているのです。私自身が“第二のわが家”を実感していました。家族看護という言葉がありますが、まさしくハウスは、提供する場は異なりますが、私たちと家族看護を通してチーム医療を行っているのだと思っています。これからも、私たちと共に患者・家族のために良いチーム医療を提供していきましょう。

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お話しを伺った人

自治医科大学附属病院
看護部長 大海 佳子さん
 
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ハウスは温かい気持ちの
詰まったありがたい存在
ハウス利用者松林 瑠美子さん