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2021年3月の記事一覧

オンライン社会科見学を実施しました

コロナ禍でまだまだ落ち着かない日が続いていますね。

「さいたまハウス」がある「埼玉県立小児医療センター」には入院中のお子さんが学ぶ「埼玉県立けやき特別支援学校」が併設されています。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、学校でも修学旅行や、文化祭なども中止になってしまったそうです。社会科見学も今年は例年のようにはできないというお話を伺い、学校にある「遠隔操作ができるロボット!」を使って、さいたまハウスの中をオンラインで生徒さんたちに見学してもらう事にしました。

当日は6名の中学生が病院内にある学校の教室から参加してくださいました。ハウスには「OriHime(オリヒメ)」と「kubi(クビ)」という2台のロボットが、けやき支援学校の先生特製の台に乗ってやって来ました。ハウスの中はスタッフとボランティアさんで移動し、生徒さんが遠隔操作でロボットの首を動かして室内を見回すと、広いキッチンでは生徒さんから「わー!広い!」と声があがりました。窓が大きく明るいキッチンからは、お天気が良い日は富士山が見えること、たくさんの食品やフライパンなどの調理器具は寄付品であることも紹介しました。

見学終了後、生徒さんたちから色々な質問をいただきましたが、その中で「募金や寄付以外に何か自分たちにできることはありますか?」という質問をいただきました。「皆さんの周りの方にハウスのことを伝えてください。多くの人にハウスのことを知っていただくきっかけになり、支援の輪が広がると思います」とお答えしました。「自分たちにできる支援は何か」と考えてくれたことが、ハウスにとっても、たいへんうれしいことでした。

後日、生徒さんたちから見学の感想とハウスの絵をいただきました。

「ドナルド・マクドナルド・ハウス さいたま」を見学した感想

私は、さいたまハウスのことを初めて知りました。さいたまハウスの中を「オリヒメ」をそうさして見せてもらいました!お皿など、寄贈されたものがたくさんあって「すごいなぁ~」と思いました!ありがとうございました!

「ドナルド・マクドナルド・ハウス さいたま」を見学した感想

私は、さいたまハウスのことを全然知りませんでした。今回、「kubi」や「オリヒメ」を使って自由にハウス内の見学することができ、私が思っているより部屋一つ一つの大きさが結構あり、私たちがいる病棟とはけしきが違うなと思いました。ハウスは、かんじゃ家族のことを1番に考え、家族が困らないようなはいりょがしっかりできていて、かんじゃさん家族が安心して過ごせる施設だと分かりました。今回はおいそがしい中私たちの為に施設の見学するきかいをくれてありがとうございました。

 

皆さん文字も絵も上手で、そしてハウスがたくさんの方々の支援で成り立っていることが伝わったことがわかりました。

このような状況下で、初めての試みの「オンライン社会科見学」を企画してくださった先生方、当日お手伝いしてくれたボランティアさんに、感謝申し上げます。

10年前のあの日 ~せんだいハウスの記憶~

10年前のあの日 ~せんだいハウスの記憶~

3月11日、東日本大震災が発生して10年になります。あの日、せんだいハウスがある宮城県仙台市青葉区は、震度6強の非常に大きな揺れに襲われました。地震発生後すぐに停電。ガスが止まり暖房も止まりました。ハウスの電話も携帯電話も不通になりました。

地震直後のベッドルーム

ハウスに滞在していたご家族、ボランティア、スタッフは、建物外に避難し怪我もなくひと安心。まもなく、隣接している宮城県立こども病院からの要請で、帰宅困難となった18名の外来患者家族も緊急避難家族として受け入れることとなり、滞在中だったご家族と合わせた36名が、その夜からダイニングや図書室に毛布を敷いてハウスに滞在することになったのです。余震が頻繁に続く中、懐中電灯を照らしながら、厳しい寒さの中、大きな不安を抱えての夜となりました。

3月13日には、津波で家を失い避難生活をしている患児が自衛隊のヘリコプターで病院に搬送され、付添いのため着の身着のままでハウスを利用することになったご家族をお迎えしました。また、津波の被災地から、やっとハウスにたどり着き、感動の再会を果たしたご家族もいました。とにかく、滞在中のご家族が一緒に食事を摂りながら励まし合いました。

 

~駆け付けたボランティアさんたちとたくさんの支援~

地震発生から数日間にわたって、全ての公共交通機関が不通になり、ガソリンも購入できない中、ハウスの近隣のボランティアさんたちが駆けつけ、お掃除や倉庫整理などに力を尽くしていただいたり、ハウスに何回も食料品を届けていただいたりと、この時のボランティアさんたちの献身的な姿を忘れることはできません。

また、全国のマクドナルドの店舗の皆さまや、ハウスの仲間たちから、食料品、電気ストーブ、電気毛布、ミルク等、たくさんの救援物資が応援メッセージと共に届き、本当にありがたかったです。

全国から届いた救援物資と応援メッセージ

~こころからの感謝をこめて~

あれから10年になりますが、全国各地からの応援は、当時ハウスに滞在していたご家族の皆さまにとって「みんなでがんばろう!」と思える原動力でした。多くの皆さまのご支援で苦しい時期を無事に乗り切ることができました。

これからも多くの皆さまの応援を糧に、病気の子どもとそのご家族のためにハウスを運営していきます。

本当にありがとうございました。

 

ドナルド・マクドナルド・ハウス財団 フィールドコンサルタント 中島 康志

(震災当時のせんだいハウスハウスマネージャー)

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