2020年12月の記事一覧
2020年のクリスマスが終わりました。
皆さんは、誰とどのように過ごしましたか?
ドナルド・マクドナルド・ハウスでは、今年いろいろな取り組みやアイデアで病気と闘う子どもたちとそのご家族へクリスマスを届ける活動をしてきました。
「病院との共同企画」「オンラインイベント」「スカイライナーとのコラボ」など・・・、たくさんの方々とつながりながら、子どもたちへクリスマスを届けました。
12月15日には、全国11か所のドナルド・マクドナルド・ハウスとハウスに隣接する小児病院等を、ZOOMでつないだ「オンラインクリスマス会」をYouTubeでライブ配信しました。
配信に必要な費用は、クラウドファンディングを利用して全国に支援を募りました。そして、200名以上の方にご賛同いただき、150万円を超えるご寄付が集まり開催を後押ししていただきました。
当日は、元宝塚歌劇団の舞咲りんさんからの動画メッセージでスタートし、慶應義塾大学の学生ボランティアの皆さんや、東京21世紀管弦楽団の皆さんによるクリスマスソングの演奏を楽しみました。
影絵作家の藤城清治先生の影絵スライドショーも、クリスマスの雰囲気を一層盛り上げてくださいました。
また、俳優の渡辺裕之さんをはじめ、パラアスリートの中西麻耶さん、アルペンスキー元日本代表の森幸さん、日本マクドナルドの日色保社長がゲストとして、子どもたちとご家族、医療従事者の皆さんに向けてメッセージを贈ってくださいました。
全国11か所のドナルド・マクドナルド・ハウスのクリスマスツリーの一斉点灯では、それぞれのハウスが隣接している小児病院で見ていた子どもたちから、歓声があがりました。
けっして十分とは言えない通信環境で視聴していただいた場所もあったようですが、多くの方々のご協力とご支援により、たくさんの子どもたちへクリスマスを届けることができました。
ご協力いただいた皆さま、本当にありがとうございました。
来年はどんなクリスマスになるのかわかりませんが、離れていても一緒に一つのイベントを楽しめることがわかりました。たくさんの支援者の皆さんが、来年も子どもたちのサンタクロースになっていただけることを願っています。
11月より開催していました、ドナルド・マクドナルド・ハウス ふくおか ラッフルサポートグループ主催による、「ふくおかハウス チャリティラッフル2020」の当選番号が決定しました。
初めての募金くじでしたが、たくさんの方にご参加いただき、73,600円の募金が集まりました。また、支援企業・団体・個人の皆さまよりたくさんの景品をご提供をいただきました。本当にありがとうございました。
いただいた募金は、ハウス運営のために大切に使わせていただきます。
抽選はボランティアの方にも参加していただき、パソコンソフトを使用して厳正におこないました。
主な景品の当選番号は以下の通りです。おめでとうございます!
<1> ソフトバンクホークス 中村晃選手サイン入ユニフォーム・サインボール:32
<2> 電気圧力鍋:493
<3> セラミックヒーター:268
<4> スチームアイロン:584
<5> エアーサーキュレーター:123
<6> ドライブレコーダー:88
<7> 乾爽シューズドライヤー:193
<8> キッズスクーター: 685 712
<9> ワイヤレスイヤホン:734 388
<10> ミニデジタルビデオカメラ:219
<11> 翻訳機:678 196
<12> 2段スチーマー:380
<13> 殺虫器:73
<14> ランタンライト:511 309
<15> 蚊取り器:24
▼その他の当選番号はこちらのリストをご覧ください。
<景品お受取り時のお願い>
・2021年1月31日(日)までに、ふくおかハウスで直接お受取りください
・確認のため当選された抽選券をお持ちください
・事前にお電話でお受取りの日時と番号をお知らせいただければ、スムーズにお渡しできます
⇒ ふくおかハウス TEL 092-692-2031(9時~18時)
<景品をご提供いただいた皆さま>(順不同)
福岡ソフトバンクホークス株式会社様、株式会社イーカム様、玉屋リネン様、P&G様、HAVI様、株式会社ドクターシーラボ様、株式会社とらや様、花王株式会社様、『ドナルド・マクドナルド・ハウス ふくおか支援の会』の皆さま、個人の皆さま、ふくおかハウスボランティアの皆さま
皆さまのご協力に心より御礼申し上げます。
1か月ほど前、ハウスにかかってきた1本の電話からこのお話は始まりました。
「息子が「今年のサンタさんからのクリスマスプレゼントは、病院のおともだちにゆずる!」と言っています」。
男の子の名前は「文太くん」。文太くんは、サンタクロースにこんな手紙を書いていました・・・
「さんたさんへ
ことしはぼくのプレゼントをびょういんのこにゆずります。ことしはぼくのほしいものがないのでゆずります。24日のあさはやくに、ぼくのいえにとどけてください。15にんぶんです。おとこのことおんなのこのかずは、だいたいはんぶんです。ほしいものはレゴ、くろひげききいっぱつ、アイスクリームタワー、ドラえもんききいっぱつ、ぶっとびタワーゲームをください。
おねがい
ふくろにください。とどけたあとぼくがぶんしんとしてとどけます。マクドナルドせたがやハウスのこどもたちにあげます。」
文太くんのご両親からのメッセージ
「私共の息子は国立成育医療研究センターで生まれました。低体重で生まれた息子はしばらくの間NICUで過ごすことになり、親としては大変心配な日々を過ごしました。また退院後も定期的な通院でお世話なり、今でこそ元気に小学校へ通えるようになりましたが、これも国立成育医療研究センターの方々のおかげと、今でも感謝の念は尽きません。そんな話を息子ともするなかで息子は「病院でがんばっているおともだちにクリスマスプレゼントをゆずる!」と決めました。
それからHPやSNSを通じて病気の子どもとそのご家族のサポートをされている「ドナルド・マクドナルド・ハウス せたがや」の存在を知りました。私共は幸いにも自宅が国立成育医療研究センターから近かったので、通院することに関しては大きな負担をさほど感じませんでしたが、遠方から来られているご家庭にとっては、本当に大変なご苦労があるのだとはじめて気づかされました。そんなご家族にとって「せたがやハウス」がどんなに心強い存在なのかについても、利用された方々のお話からよく分かりました。私たちも何か力になりたい!と心を突き動かされました。
一緒に学んだ息子はというと、マクドナルドの店内に設置されている募金箱に興味を持ち、実際に見に行って募金をしたら、お店のスタッフさんに大きな声で「ありがとう!」と言ってもらえてとてもうれしかった!と申しておりました。息子に芽生えはじめた「誰かの力になりたい」という気持ちに、親として嬉しく思っております。」
「息子はクリスマスプレゼントで病院のおともだちに「笑ってほしい」という願いを持っています。理由は「笑ったらみんな元気になるじゃん」だそうです。そんな想いをクリスマスプレゼントにのせて、12月24日に息子はサンタの分身としてせたがやハウスへ「笑」を届けに行きます。直接ご披露できないと思いますが、「ホッホッホー」のサンタのモノマネの練習にも余念がありません(笑)。病院でがんばっているおともだち、そしてせたがやハウスでクリスマスを過ごされるご家族に、ひとときの「笑」がお届けできますよう!
メリークリスマス!」
12月24日、文太くんの願いどおりサンタクロースから、たくさんのクリスマスプレゼントが文太くんのもとに届きました。
そして、そのプレゼントを持った「サンタクロース文太」が「せたがやハウス」にやってきました!
その様子は動画(YouTube)で限定公開中です!ぜひご覧ください!
公開URL ⇒ 「https://youtu.be/G9bIi0C6uf8u」
一人の小さな男の子がプレゼントと一緒に「大きな笑顔」を届けてくれました。
ご支援いただいた「北島ファミリー」の皆さま、ありがとうございました。
「サンタクロース文太」ありがとう!
京成電鉄さんが運行する「京成スカイライナー」。
東京都内と成田空港を結ぶ足としておなじみですね。
今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で、海外との行き来もすっかりできなくなってしまいました。飛行機が飛ばないことで、空港とのアクセスも大きな影響を受けています。
そのような状況の中、空席をチャリティ活動に活用しようという取り組みが京成電鉄様で始まりました。そして、「ドナルド・マクドナルド・ハウス」を利用している病気と闘う子どもとそのご家族を「京成スカイライナーにご招待したい」とのご提案をいただき、スペシャルなスカイライナーが運行されることになりました。
「クリスマスチャリティライナー」と名付けられ、東京都内の3ハウスとさいたまハウスをご利用いただいた経験のある12組のご家族をご招待いただきました。
当日は、8両編成の車両のうち2両を貸し切っていただき、出発地の京成上野駅を駅長さんに見送られながら出発。約4時間の小旅行が始まりました。
成田空港駅までの間の車内では、サンタクロースが登場し子どもたちとゲームをしたり、クリスマスプレゼントを配ったり・・・あっという間の時間でしたが、スカイライナーのスピードと楽しい空間に、参加した子どもたちも大人も大興奮でした!
成田空港駅では、駅長さんのお出迎えを受け記念撮影も。そして展望デッキに出て離陸していく飛行機に歓声があがります。
ランチタイムでは、少し早いクリスマスケーキのプレゼントもありました。
帰りの車内でも、駅長さんがすべての子どもたちに「楽しかった?また乗ってね」と優しく声をかけていただき、京成上野駅へ向けて出発。
久しぶりの楽しい時間に、皆さんグッスリお休みでした。
最後まで、参加者全員元気に過ごすことができ、楽しい冬の一日が終わりました。
参加したご家族からは、「病気の子どもを持つ家族にとって、普段でも外出が大変な中、今年はコロナ禍で、さらに厳しい状況が続いていました。そのような時、今回のご招待は本当にありがたく親子で幸せな時間をすごせました。心配していた感染対策も、マスクや消毒液が一人ずつ配られたり、途中検温があったりして、安心できるものでした。」等の感想をお寄せいただきました。
この企画をご準備いただいた京成電鉄株式会社様には、心より感謝とお礼申しあげます。そして多くの社員の皆さまが、準備から運営まで「安全に、そして安心して子どもたちに楽しんでもらいたい」という強い気持ちで携わってくださったことに、私たちも多くのことを学ばせていただきました。
また、ご参加いただいたご家族の皆さまも、規制の多い中で密にならないようご協力いただきました。
今回、初めてこのようなイベントを開催し、ご家族の皆さまの日常生活の支援をしました。これからも、より子どもたちとご家族に寄り添えるドナルド・マクドナルド・ハウスでありたいと思います。
さっぽろハウスでは、「チャリティラッフル2020」を、12月25日当選発表の予定で開催していました。
しかし、新型コロナウィルスの感染再拡大の影響により、ボランティア活動をはじめ医療従事者の皆さま、支援者の皆さまに、様々な影響が出ているため、「チャリティラッフル2020」の募金受付期間を2か月間延長することといたしました。
新しい日程は、2021年2月15日募金受付終了。2021年2月25日当選発表となります。
すでに募金にご参加いただき、当選発表を楽しみにお待ちいただいている皆さまには、たいへんご迷惑をおかけしますが、ご理解ご協力をお願いいたします。
また、受付期間延長により、ご参加のタイミングが無かった皆さまには、新たなチャンスが生まれました!この機会に、ぜひさっぽろハウスの「チャリティラッフル2020」にご参加ください。
「チャリティラッフル2020」についての詳細は下記リンクよりご確認ください。