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各ハウスの「いま」をお伝えしています

静岡県立こども病院で、ハートフルカートを実施しました

2023年09月25日 (月)

ハートフルカート

こんにちは、事務局スタッフです。本日は、先月8月22日(火)・24日(木)に実施した、静岡県立こども病院でのハートフルカートの様子をお届けしたいと思います。

ご家族からお聞きした感想や、お写真も盛り沢山!ハートフルカートが、どのように病気と向き合う子どもとそのご家族に役立っているかを、詳しくご紹介したいと思います。

「ドナルド・マクドナルド・ハウスは知っているけど、ハートフルカートって何?」「実際どんなことしているの?」という皆さま、ぜひご覧ください!

 

ハートフルカートとは?

私たちドナルド・マクドナルド・ハウス・チャリティーズ・ジャパン(以下DMHC)は、ドナルド・マクドナルド・ハウスの建設・運営だけではなく、入院・通院している子どもたちのQOLを向上させ、病気の子どもたちに笑顔を届けることを目的に、さまざまなプロジェクトを展開しています。

 

その中の1つが「ハートフルカート」。入院中の子どもたちとそのご家族をサポートするため、日用品などの「ちいさなギフト」を病棟にて無償で配布する活動です。

グッズを配布するためのカートは、心を込めた「ちいさなギフト」で子どもたちが笑顔になれるようにと、「ハートフルカート」とネーミング。プロジェクト名にもなっています。

ハートフルカートには、主に入院中の子どもたちが必要とする「文房具」「おもちゃ」「日用品」「絵本」や、付き添い家族が必要とする化粧品などの「アメニティ」を載せて配布しています。

 

プロジェクトは2020年に開始し、現在、ハウスの連携医療機関を含む全国15か所の医療機関でハートフルカートが稼働中です。

 

 

今回ハートフルカートを実施したのは、静岡県立こども病院。

1977年に全国6番目の小児専門病院として開院した歴史ある病院で、先進小児医療を含む幅広い医療を提供し、国内外から多くの病気の子どもとそのご家族が訪れます。

同病院でのハートフルカートは2021年11月に開始され、今回で6回目(22日)と7回目(24日)。

当日の運営には、副院長先生をはじめとする病院の皆さま、そして、地元・静岡県のマクドナルドフランチャイジーである株式会社アスペンの店長・オペレーションコンサルタントの皆さまが、ご協力くださいました。

 

カートに「ちいさなギフト」を積み込み、いざ病棟へ!

 

今回は、2日間で病棟内の9か所を回るスケジュール。まずは、全員で協力し、カートいっぱいに「ちいさなギフト」を積み込みます。

これらの物品は全て、個人や企業・団体の支援者様から寄付していただいたもの。支援者の皆さまからの温かい想いもいっしょに、大切に積み込みます。

「小さい子向けのおもちゃは、手に取りやすいよう下の段に…と。」

 

 

盛り沢山になったカートを押して、いざ病棟へ!

たくさんのギフトと想いが載ったカートは、ずっしりと超ヘビー級に…!でも、カートを待ってくれている子ども達のために、広い病院内を一生懸命進みます。もちろん、マスク・消毒など衛生管理も徹底!

 

そしてついに、病棟に到着!

「こんにちは、ハートフルカートでーす!」と呼びかけをすると、さっそくお子さんやご家族が、わっと集まってきてくださいました!

「このおもちゃ、もらっていいの?」 「どれにしようかな~」と楽しそうに選ぶ子どもたち。積んでいったぬいぐるみ、おもちゃ、文房具(ノート・ペン・シール)などが、ぞくぞくと子どもたちの元に。

まだベッドから動けないお子さんには、ご家族がベッドまで届けてくださいました

 

付き添いご家族の皆さまも、「ありがとうございます」「こんなにいいんですか⁉」と喜んでいただけ、ホッと一安心。マスクやエコバッグ、個包装の化粧品やハンドクリームなどのアメニティ類が人気でした。

 

 

その後、どんどん場所を移動しながら各フロアでカートを実施。病院スタッフの皆さまも、各フロアで温かく迎え入れてくださいました。

事前に貼り紙などでカートが来ることを告知してくださっていたり、症状の重いお子さんが多いフロアでは、看護師さんが担当のお子さんのためにおもちゃ等を取りに来てくださいました。

「〇〇ちゃんにはコレがいいかな」「こっちもいいんじゃない?」「これは、ベッドの周りに飾るのにいいかも!」と、忙しいお仕事の合間を縫って一生懸命選んでくださる姿に感動しました。

 

また、病院スタッフ様との間では、こんな素敵なサプライズも…。

移動中、元マクドナルドクルーだったという病院スタッフ様と遭遇!

なんと今回ご協力いただいた株式会社アスペン様の店舗で学生時代にアルバイトをされていたとのことで、店長・コンサルタントの方々と奇跡の再会を喜び合い、ハートフルカートのことも応援してくださりました!

カートをきっかけに地元の絆を感じられた、素敵な時間でした。

 

 

その後も様々な病棟を回り、今回は2日間・全9か所で、お子さん約45人・付き添いご家族約30人に、「ちいさなギフト」をお渡しすることができました。

ご参加いただいた方々から、これまでご紹介した以外にも、様々な感想をいただきました。

<利用ご家族>

■入院中の子どもが嬉しい気持ちになっている。私も感動している。様々な方々のご支援のおかげだと感じている。

<看護師長の皆さま>

■事前に病棟内でハートフルカートが来る事を子ども達に伝えている。その日を楽しみにして待っている。来てもらうと子ども達はとても喜んでいる。私たちも嬉しい。

■(お子さんの状態への不安から)どうしてもお母さん達のメンタルが落ち気味になってしまう。そんな時、ハートフルカートのような明るいものは、気晴らしになる。

 

ほかにも、「私、明日、手術なんだ。終わっても、また3日間位は入院なんだ…。」と、自分のことをポツリと話してくれたお子さんもいました。

子どもたちは小さな身体で一生懸命病気に向き合っているという事実を改めて実感するとともに、だからこそ、少しでも笑顔を届けられるよう活動していきたいと強く感じました。

 

こうして、2日間のハートフルカートは無事終了。

ご協力いただいた静岡県立こども病院の皆さま、マクドナルドフランチャイジーの株式会社アスペンの皆さま、そしてカート用の物品を寄付してくださった個人・企業・団体の皆さま、ありがとうございました!

 

カート用物品を募集中!あなたのご協力をお待ちしております!

 

今回ご紹介したように、ハートフルカートは病気と向き合う子どもとそのご家族に、たくさんの笑顔を届けています。DMHCは今後も定期的に各地の病院でカートを実施し、支援を拡大していきたいと考えており、そのためにカートに載せる物品を募集しております。

カートに載せている物品は、全て個人や企業・団体の方々からご提供いただいたもの。

現在、お子さんやご家族からニーズの高い以下のものを、特に募集しています

 

<子ども向け>

おもちゃ、絵本、ぬいぐるみ、ぬりえ、文房具(ノート、ペン、色鉛筆、シールほか)、スタイ など

 

<付き添いご家族向け>

化粧品、ハンドクリーム、タオル、使い捨てマスク、リラクゼーショングッズ、エコバッグ、ウェットティッシュ など

 

ご協力いただける場合は、ぜひ本HPの「お問い合わせ」よりご連絡ください。

個人のご支援者様はもちろん、物品スポンサーになってくださる企業・団体様も、大募集しております!(詳細はこちら)

※物品は、全て【新品】のものでお願いさせていただいております。予めご了承ください。

 

 

ハートフルカートの情報は、今後もこちらの財団HPや、財団/各ハウスのSNSで随時発信してまいりますので、ぜひ応援よろしくお願いします。

それではまた!

 

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