2020年12月25日 (金)
1か月ほど前、ハウスにかかってきた1本の電話からこのお話は始まりました。
「息子が「今年のサンタさんからのクリスマスプレゼントは、病院のおともだちにゆずる!」と言っています」。
男の子の名前は「文太くん」。文太くんは、サンタクロースにこんな手紙を書いていました・・・
「さんたさんへ
ことしはぼくのプレゼントをびょういんのこにゆずります。ことしはぼくのほしいものがないのでゆずります。24日のあさはやくに、ぼくのいえにとどけてください。15にんぶんです。おとこのことおんなのこのかずは、だいたいはんぶんです。ほしいものはレゴ、くろひげききいっぱつ、アイスクリームタワー、ドラえもんききいっぱつ、ぶっとびタワーゲームをください。
おねがい
ふくろにください。とどけたあとぼくがぶんしんとしてとどけます。マクドナルドせたがやハウスのこどもたちにあげます。」
文太くんのご両親からのメッセージ
「私共の息子は国立成育医療研究センターで生まれました。低体重で生まれた息子はしばらくの間NICUで過ごすことになり、親としては大変心配な日々を過ごしました。また退院後も定期的な通院でお世話なり、今でこそ元気に小学校へ通えるようになりましたが、これも国立成育医療研究センターの方々のおかげと、今でも感謝の念は尽きません。そんな話を息子ともするなかで息子は「病院でがんばっているおともだちにクリスマスプレゼントをゆずる!」と決めました。
それからHPやSNSを通じて病気の子どもとそのご家族のサポートをされている「ドナルド・マクドナルド・ハウス せたがや」の存在を知りました。私共は幸いにも自宅が国立成育医療研究センターから近かったので、通院することに関しては大きな負担をさほど感じませんでしたが、遠方から来られているご家庭にとっては、本当に大変なご苦労があるのだとはじめて気づかされました。そんなご家族にとって「せたがやハウス」がどんなに心強い存在なのかについても、利用された方々のお話からよく分かりました。私たちも何か力になりたい!と心を突き動かされました。
一緒に学んだ息子はというと、マクドナルドの店内に設置されている募金箱に興味を持ち、実際に見に行って募金をしたら、お店のスタッフさんに大きな声で「ありがとう!」と言ってもらえてとてもうれしかった!と申しておりました。息子に芽生えはじめた「誰かの力になりたい」という気持ちに、親として嬉しく思っております。」
「息子はクリスマスプレゼントで病院のおともだちに「笑ってほしい」という願いを持っています。理由は「笑ったらみんな元気になるじゃん」だそうです。そんな想いをクリスマスプレゼントにのせて、12月24日に息子はサンタの分身としてせたがやハウスへ「笑」を届けに行きます。直接ご披露できないと思いますが、「ホッホッホー」のサンタのモノマネの練習にも余念がありません(笑)。病院でがんばっているおともだち、そしてせたがやハウスでクリスマスを過ごされるご家族に、ひとときの「笑」がお届けできますよう!
メリークリスマス!」
12月24日、文太くんの願いどおりサンタクロースから、たくさんのクリスマスプレゼントが文太くんのもとに届きました。
そして、そのプレゼントを持った「サンタクロース文太」が「せたがやハウス」にやってきました!
その様子は動画(YouTube)で限定公開中です!ぜひご覧ください!
公開URL ⇒ 「https://youtu.be/G9bIi0C6uf8u」
一人の小さな男の子がプレゼントと一緒に「大きな笑顔」を届けてくれました。
ご支援いただいた「北島ファミリー」の皆さま、ありがとうございました。
「サンタクロース文太」ありがとう!
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